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Mbox Viewer

Windows 10 と 11 で MBOX ファイルを開く方法

Windows で MBOX ファイルを開いて読む方法は 3 つ。Thunderbird に取り込む、専用ビューアーで開く、中身をざっと確認する。それぞれの手順と、どれを選べばよいかを解説します。

公開日

Windows で MBOX ファイルを開く方法は 3 つあり、そのどれもが Outlook ではありません。 ひとつは Thunderbird に取り込む方法。無料ですが、すべてのメッセージがディスク上にもう一部コピーされます。ふたつめは専用ビューアーで開く方法。ファイルを置かれた場所のまま読み、何もコピーしません。みっつめは、ファイルが小さく「中に何が入っているのか」を知りたいだけなら、メールソフトを一切入れずにざっと覗く方法です。どれが向くかは、ファイルの大きさ、内容の機密性、そして一度きり見るのか毎週開くのかで決まります。

MBOX ファイルとは何か、なぜ Windows では開けないのか

MBOX は、メールを保存するための、何十年も使われてきたオープンな標準形式です。1 通ごとに 1 ファイルを作るのではなく、すべてのメッセージ(ヘッダー・本文・添付ファイル)を 1 つのプレーンテキストのコンテナに連結して収めます。

PC で .mbox ファイルに出会うのは、Google Takeout による Gmail のエクスポート、別のマシンからコピーしてきた Thunderbird のメールボックス、Outlook や Yahoo からの移行、そして e-discovery で情報システム部門から手渡されるメールボックスといった場面です。

Windows にはこの形式を読めるものが標準で用意されていません。だから .mbox をダブルクリックしても先に進めず、エクスプローラーはどのアプリを使うか尋ねるか、扱いきれないソフトにファイルを渡してしまいます。多くの人が最初に試す行き止まりが 2 つあるので、先に挙げておきます。

Outlook は MBOX ファイルを開けません。 メールを独自の PST データベースに保存する設計で、mbox のインポート機能を持ったことは一度もありません。2016 も 2021 も、Microsoft 365 も、新しい Windows 版 Outlook も同様です。

メモ帳では処理しきれません。 メモ帳や Word で開いて「動く」のは、ごく小さなファイルだけです。実際のアーカイブは数百メガバイトから数十ギガバイトの生テキストで、テキストエディターはその全体を一度にメモリへ読み込もうとします。

方法 1 — MBOX を Thunderbird に取り込む(無料)

Thunderbird は無料で、Windows 10 と 11 で動き、自身のメールも mbox 形式で保存しているため、このファイルをきちんと理解できます。難点は、単体の .mbox ファイルを開くメニュー項目がないことです。通常は無料のアドオン ImportExportTools NG を使います。

  1. Thunderbird をインストールして起動します。アカウント設定は飛ばして構いません。アーカイブを読むだけならメールアカウントは不要です。
  2. アドオンマネージャーから ImportExportTools NG をインストールします。
  3. サイドバーでローカルフォルダー配下のフォルダーを右クリックし、アドオンのサブメニューから mbox ファイルをインポートする項目を選びます。
  4. 目的の .mbox を指定します。メッセージは新しいフォルダーとして現れ、ほかのフォルダーと同じように閲覧・検索できます。

その代償。 Thunderbird はすべてのメッセージを %APPDATA%\Thunderbird 配下のプロファイルフォルダーにコピーします。12 GB のアーカイブは、元のファイルとは別にディスク上でさらに 12 GB を占めることになり、数十ギガバイトのメールボックスではインポートとそれに続くインデックス作成に非常に長い時間がかかります。

逆方向も同じことが言えます。Thunderbird はメールを mbox で保存しているので、そのプロファイル内のファイルはそのものが MBOX ファイルであり、この形式を読めるものなら何でも開けます。詳しくは Windows で Thunderbird の mbox を開く方法をご覧ください。

これが向いている場合: アーカイブがほどほどの大きさで、ディスクに余裕があり、返信もできるメールソフトの中にそのメールを戻したいとき。

方法 2 — 専用ビューアーで MBOX ファイルを開く

ビューアーはインポートを丸ごと省きます。ファイルを今ある場所のまま開き、元のファイルはそっくりそのまま残します。Mbox Viewer はそのために作られたネイティブの Windows アプリで、ブラウザーも Java ランタイムも同梱しません。

  1. Microsoft Store から Mbox Viewer をインストールします。
  2. .mbox ファイルを次の 3 つの方法のいずれかで開きます。
    • エクスプローラーでダブルクリックする(Mbox Viewer は .mbox 形式を登録します)、または
    • エクスプローラーから Mbox Viewer のウィンドウへファイルをドラッグする、または
    • ファイル → 開くを使って参照する。
  3. メッセージ一覧は数秒で表示されます。閲覧、完全なクエリ構文での検索、スレッド表示での会話の閲覧、添付ファイルのプレビューができます。

どんなサイズのファイルでも扱える理由

中核にあるのはストリーミングパーサーです。数ギガバイトのファイルをメモリに読み込むのではなく、ファイルの隣にバイナリインデックスを作り、実際に開いたメッセージだけを読み取ります。50 GB のアーカイブでも初回は 5 分以内に開き、2 回目以降は 1 秒未満で再オープンでき、閲覧中のメモリ使用量は 600 MB を超えません。

動作は厳密に読み取り専用で、リモート画像は既定でブロックされます。EML、CSV、テキスト、新しい mbox への書き出しも可能です(mbox を CSV と EML に変換するを参照)。無料版で開けるのは 1 GB までのメールボックスで、それより大きなファイルには Pro のロック解除が必要です。アプリ内の買い切りで、サブスクリプションもアカウントも要りません。

これが向いている場合: ファイルが大きいとき、読むだけでよいとき、あるいは古いアーカイブを日々使うメールボックスに混ぜたくないとき。

方法 3 — 中身をちょっと確認したいだけのとき

ファイルが数メガバイトで、知りたいのがここに何が入っているかだけなら、メールソフトは要りません。しっかりしたテキストエディターなら生の中身を見せてくれます。メモ帳は不可で、固まるか途中で切れてしまいますが、Notepad++ やコードエディターのようなものなら数百メガバイトでも問題なく扱えます。ヘッダーはそのまま読めますが、本文は base64 の文字列になっていることが多いでしょう。どのメールボックスなのか、だいたいどの時期をカバーしているのかを確かめるには十分ですが、メールを読むための手段にはなりません。

無料のオンライン MBOX ビューアーもあります。ブラウザーで開くだけで、インストールは不要です。ファイルはアップロードされずブラウザー内で処理されますが、それでも自分のマシンで動くソフトではなく Web サイトであり、タブがアーカイブ全体をメモリに保持する必要があります。機密性の高いメールボックスや、ギガバイト単位のファイルなら、手元で完結する方法を選んでください。

どれを選ぶべきか

ThunderbirdMbox Viewerテキストエディター
追加で必要なソフト本体 + アドオンアプリたいてい不要
メールをディスクにコピーするしないしない
元のファイルを変更しないしない(読み取り専用)保存すれば変わる
10 GB 以上でも快適あまり快適不可
無料無料1 GB まで無料

要するに、アーカイブが 1 GB 未満で、そのメールを日常的に使いたいなら Thunderbird が無料で仕事をしてくれます。読むだけでよいなら——1 通を探す、バックアップの中身を確認する、e-discovery で渡されたメールボックスに目を通す——ビューアーのほうが素直です。何もコピーされず、元のファイルは手つかずのままで、数ギガバイトを超えると 3 つのうち快適なのはこれだけになります。小さなファイルを一度覗くだけなら、テキストエディターが 1 分で答えを出してくれます。

.mbox 拡張子のないファイル

一部のメールボックス、とくに InboxSent という名前の Thunderbird のものは、拡張子がまったくない mbox ファイルです。Mbox Viewer は ファイル → 開くからそのまま開けます。先に .mbox へリネームする必要はありません。

よくある質問

Outlook で MBOX ファイルを開けますか?

開けません。Outlook はメールを独自の PST データベースに保存し、mbox のインポート機能を持たないため、ファイルを指定する先そのものがありません。どうしても Outlook の中で読みたい場合は、まずビューアーから 1 通ずつの EML ファイルとして書き出してください。Outlook は .eml を 1 通ずつなら開けます。逆方向は Outlook の PST/OLM を mbox に変換するで扱っています。

Windows 11 で MBOX ファイルを読むには?

Windows 10 とまったく同じです。バージョン間で形式が変わったわけではなく、どちらも .mbox を登録していません。上の 3 つの方法から選んでください。いずれかのアプリがこのファイル形式を受け持つようになれば、エクスプローラーでのダブルクリックがそのまま通ります。

何もインストールせずに見る方法はありますか?

条件つきで、あります。オンラインビューアーはブラウザーで動きますし、すでに入っているテキストエディターでも生のファイルは見られます。どちらも小さなアーカイブ向けです。ある程度の大きさのもの、あるいはきちんと検索したいものには、マシン上のアプリが必要です。

開くと元の MBOX ファイルは書き換わりますか?

何で開くかによります。読み取り専用のビューアーがアーカイブに書き込むことはありません。Thunderbird も元のファイルを変更はしませんが、プロファイルの中に完全な複製を作ります。実際に危ないのはテキストエディターで、誤って保存するとファイルが壊れることがあります。

10 GB を超えるような巨大な MBOX ファイルはどう開きますか?

インポートでは開きません。その規模になると、インポートはアーカイブをディスク上で倍にし、長いインデックス作成を待つことを意味します。ストリーミング方式のビューアーはファイルをメモリに読み込まずに開くので、普通の PC でも数十ギガバイトが現実的になります。

データは PC の中にとどまります

ここまでの処理はすべてローカルで完結します。クラウドもテレメトリーもなく、ネットワークを切ったままでも動くので、メールが PC の外に出ることはありません。アーカイブが Google 由来なら、Windows で Gmail Takeout の mbox を開く方法がこのガイドの続きになります。

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Mbox Viewer でアーカイブを開く

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