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Mbox Viewer Pro

メールを MBOX に自動バックアップする方法(Mac と Windows)

Arca Mail Backup で Gmail・Outlook・IMAP アカウントを自分のディスクへ MBOX ファイルとして定期バックアップし、Mbox Viewer で中身を確かめ、サーバーで削除されたメールを取り戻すまでの手順を解説します。

公開日

エクスポートはある日のメールボックスを写した 1 枚の写真で、バックアップは後を追い続けるコピーです。 Google Takeout、Apple Mail の書き出し、Thunderbird のプロファイルのコピー。どれも作った瞬間までのすべてを収めた MBOX ファイルにはなりますが、その後のものは何も入りません。2 回のエクスポートのあいだに届いて削除されたメールは、どちらにも残りません。このガイドでは、もう一方の方法を設定します。アカウントを定期的に自分のディスクへコピーし、Mbox Viewer でほかのファイルと同じように開ける、ごく普通の MBOX ファイルとして保存する方法です。

使うのは、私たちが作っている Mac と Windows 向けのバックアップアプリ Arca Mail Backup です。このサイトが扱っている形式そのものを書き出すからです。以下の手順はすべて無料プランで足ります。

Takeout か、定期バックアップか

この 2 つは役割が違い、両方必要な人も少なくありません。

  • エクスポート(Takeout、Apple Mail、Thunderbird)が向いているのは、もうすぐ閉じるアカウント、もう使っていないアカウント、一度きりのアーカイブです。ソフトを入れる必要も、何かを動かし続ける必要もありません。
  • 定期バックアップが向いているのは、今も使っているアカウントです。勝手に動き続けるうえ、エクスポートにはできないことをします。サーバーで削除されたメールが、一緒に消えるのではなく、削除済みの印が付いたままバックアップに残るのです。これがコピーと履歴の違いであり、サーバーにしかないメールボックスが自分で持っているコピーとは別物である理由です。

必要なもの

  • macOS 14 以降の Mac、または Windows 10 か 11 の PC。
  • アカウントのメールアドレスと、サインインする手段:
    • Gmail または Google Workspace: アプリ パスワード。Google が発行してくれるのは 2 段階認証プロセスを有効にしている場合だけです。Workspace では、管理者が IMAP とアプリ パスワードを許可している必要があります。
    • Outlook.com、Hotmail、Microsoft 365: ブラウザーで行う Microsoft アカウントのサインイン。職場や学校のアカウントでは、先に組織が Arca を承認する必要がある場合があります。
    • そのほかのプロバイダー: IMAP サーバー、ポート(通常は 993)、ユーザー名、パスワード。いずれもプロバイダーのヘルプページに載っています。
  • メールボックスが収まる空き容量のある、内蔵または外付けディスク上のフォルダー。

アプリの画面は英語とスペイン語のみです。以下の手順では英語の表示名をそのまま引用します。

ステップ 1: Arca Mail Backup をインストールする

Mac App Store か Microsoft Store から入手します。初回起動時には Welcome to Arca Mail Backup の画面が表示されます。

Back up in the background はオンのままにしておきます。Mac ではログイン項目に Arca が追加され、Windows ではスタートアップアプリに追加されて通知領域にアイコンが表示されます。どちらの場合も、ウィンドウを閉じていてもスケジュールどおりにバックアップが動きます。オフにすると、Arca がコピーするのは Back Up Now を押したときだけになります。続けて Get Started をクリックします。

ステップ 2: アカウントを追加する

Email にアドレスを入力して Continue をクリックします。接続方法は Arca がアドレスから判断し、違っていれば Provider メニューで直せます。選択肢は Gmail or Google Workspace、Outlook.com or Microsoft 365、Other (IMAP) の 3 つです。

  • Gmail: Create an app password in your Google account の案内に従い、Google が表示する 16 文字のパスワードをコピーして App password に貼り付けます。スペースは入っていてもいなくても構いません。Google の本当のパスワードがアプリに渡ることはありません。
  • Outlook / Microsoft 365: Sign In with Microsoft をクリックし、ブラウザーで手続きを終えます。Arca がパスワードを目にすることはなく、Microsoft が IMAP でメールを読む許可を与えるだけです。この許可は Microsoft アカウントからいつでも取り消せます。
  • Other (IMAP): Server、Port、User name、Password を入力し、Test Connection を押します。

Connected to… と表示されたら、Which folders should Arca back up? でフォルダーを選び、Continue をクリックします。Gmail の場合、Arca はラベルごと「すべてのメール」をコピーするので、ラベルが 3 つ付いたメールも 3 通ではなく 1 通として保存されます。

ステップ 3: バックアップの保存先を選ぶ

Where should Arca save your mail? で A folder or external disk を選び、フォルダーを指定します。Arca はテスト用のファイルを書き込み、使えるフォルダーであれば Write test passed と表示します。

外付けドライブがあるなら、そちらを選ぶほうが賢明です。パソコンと同じディスクにあるコピーは、パソコンと運命を共にします。無料プランで選べる保存先は、このパソコンのディスク(内蔵か外付け)だけです。NAS、S3 互換のバケット、クラウドドライブと同期しているフォルダー、複数の保存先への同時保存は Arca Pro の機能です。

ステップ 4: スケジュールを決めて最初のコピーを取る

How often should Arca back up? で Frequency を選びます。無料プランのバックアップは最大で 1 日 1 回なので、Daily を選ぶのが妥当です。Arca Pro では 1・3・6・12 時間ごとも選べます。ノートパソコンなら、Only when connected to power をオンにしておくとバッテリー駆動中には動きません。

Start First Backup をクリックします。時間がかかるのは最初の 1 回だけで、これはメールボックス全体をコピーするためです。2 回目以降は、変わった分だけを取ってきます。大きな Gmail アカウントでは、最初のコピーに数日かかることもあります。Google が 1 アカウントあたり 1 日にダウンロードできる量を制限しているためです。途中で止まっても(ノートパソコンがスリープした、Wi-Fi が切れたなど)、次の実行が止まったところから続けます。

ステップ 5: Mbox Viewer でバックアップを確かめる

バックアップは信用せず、開いて確かめてください。指定したフォルダーの中に Arca は arca フォルダーを作り、その中にパソコンごとのフォルダーを作ります。メールはフォルダー別・月別に 1 つずつの MBOX ファイルとして保存されます。

arca/<computer>/accounts/<account>/folders/<folder>/2026/2026-10.mbox

Gmail アカウントの場合、<account> はアドレスの記号をハイフンに置き換えたもの(you-gmail-com)、<folder> は gmail-all-mail になります。accounts と同じ階層には manifest.json、インデックスのコピー、Arca なしですべてを開く方法を説明した README.txt があります。

そのうちの .mbox ファイルを 1 つ、Mbox Viewer にドラッグします(Mac の場合、Windows の場合)。そして、その月に届いたとわかっているメールを検索してみてください。月ごとのファイルは小さいので、たいていは無料版の 1 GB の上限に収まります。1 年分をひとつのウィンドウで読みたいなら、Mbox Viewer で複数の月を 1 つのファイルに結合できます。

Mbox Viewer はファイルを読むだけで、書き込みは一切しません。確認したせいでバックアップが壊れることはありません。Arca のほうも、締まった月のファイルには二度と手を付けません。

サーバーで削除されたメールを取り戻す

バックアップはこのためにあります。Arca では、件名・差出人・宛先・本文で、すべてのアカウントをまとめて検索できます。サーバーにもう存在しないメールには Deleted on server の印が付いています。

それを選んで Restore Selected… を選びます。メールは同じアカウントの New folder(既定では Restored Arca に日付を付けた名前)に戻り、サーバーにすでにあるものには何も変更が加わりません。Also restore what is still on the server は既定でオフなので、戻ってくるのは削除されたものだけで、重複は生じません。同じアカウントへの復元は無料です。

メールをファイルとして手元に置ければよいだけなら、Export .eml… で 1 通ずつ保存できます。

Takeout や古い MBOX がすでに手元にあるなら

Arca は、すでに持っているアーカイブも取り込めます。Import an .mbox File… は、Google Takeout(ラベルも保持)、Thunderbird のプロファイルフォルダー、Apple Mail の .mbox パッケージ、標準的な MBOX ファイルを読み込み、稼働中のアカウントと並べて検索できるオフラインのアカウントにします。取り込んだメールボックスは、無料プランの 1 アカウントには数えられません。PST と EML は取り込めないので、Outlook のファイルは先に MBOX に変換してください。

無料プランと Arca Pro

無料プランでは、接続したアカウント 1 つを、このパソコンのディスクへ 1 日 1 回まるごとバックアップできます。検索、確認、取り込み、同じアカウントへの復元も含まれ、容量の上限はありません。Arca Pro では、複数のアカウント、NAS や S3 への保存、複数の保存先への同時保存、数時間ごとのバックアップ、別のアカウントへの復元が加わります。価格とプランの詳しい比較は arcamailbackup.com(英語・スペイン語)にあります。

どちらのプランでも、ディスクに残るのは標準の MBOX ファイルです。明日 Arca を使うのをやめても、バックアップは Mbox Viewer でも Thunderbird でも、ほかのどのビューアーでも開けます。

Mbox Viewer でアーカイブを開く

Mac と Windows のネイティブ アプリ。あらゆるサイズの MBOX・EML ファイルを完全にオフラインでストリーミングします。

当社サイトから直接ダウンロードすることもできます